コンドロイチンとは

コンドロイチン(コンドロイチン硫酸)は、人間の体内にあるグリコサミノグリカン(GAG、ムコ多糖)の一種。

コンドロイチンのほとんどは、 「プロテオグリカン」として結合組織や軟骨に多く分布しています。軟骨の30%〜40%ほどはプロテオグリカンで、軟骨に水分を保ち、軟骨の弾力性や衝撃吸収力を高め、骨と骨のクッションの働きをするのに大きな役割を担っています。

コンドロイチンは、軟骨の水分を保つプロテオグリカンの保水の要となる存在です。プロテオグリカン分子には鎖状のコンドロイチンが多数存在していて、軟骨内に隙間をつくっています。この隙間に水分は吸収・保水されます。

また、コンドロイチンには、軟骨分解酵素の働きを阻害する作用や加齢による軟骨細胞の死滅を防ぐ働き、新たな軟骨を作り出すために必要な軟骨の主要成分の生成を促す作用もあります。

軟骨は骨と骨が擦れあうときに生じる摩擦や衝撃を和らげるクッションの役割をしています。しかし、加齢や過酷な運動、太りすぎなどにより関節に負担 がかかって軟骨が消耗すると、骨同士がじかに擦れるようになり、痛みや不快感を感じるようになります。慢性的な肩や膝の悩みは辛いものです。軟骨の健康 は、快適な生活にとってたいへん重要なものです。

体内でのコンドロイチンは生成は、子供の頃は盛んに行われていますが、 20歳前後をピークに、25歳あたりから減っていきます。コンドロイチンの摂取は関節の健康に有用であると言われています。特に軟骨の主要成分であるグル コサミンとコンドロイチンを同時に摂取することで、軟骨を修復し関節痛の緩和に効果があるといわれています。

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